2016年5月27日金曜日

ロマン主義とは何か

ルネサンスは古典主義というべきだが人間中心主義だったのでユマニズムと言われる
それに対抗してバロックがでてくるが、やはり、これに対抗してロココや新古典主義がでてくる

ロマン主義は教条主義、(新)古典主義の対概念としてとらえられるもので、アメリカ哲学者アーサー・ラブジョイは「ロマン主義の時代」を1780年から1830年としている。また、ロマン主義は産業革命の大きな原動力となった。その萌芽は既にベルナルダン・ド・サン=ピエールディドロに見られ、セナンクールスタール夫人バンジャマン・コンスタンフランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアンといった初期ロマン派作家によってそれまで教条主義によって抑圧されてきた個人の根本的独自性を根本とした表現が特徴とされる。これらはナポレオン1世第一帝政に対する文化的抵抗運動の中で文芸サロンサークルの中で醸成された。また、フランスジャン=ジャック・ルソーの著作がドイツに伝えられたことで始まったドイツのロマン主義は、さらに再びフランスに逆輸入される形でその花を開いた。フランスのロマン主義運動はオノレ・ド・バルザック死後の1850年代以降勢いを失い、シャルル・クロス等の小ロマン派を除いては[5]その座を写実主義自然主義高踏派等に譲ることになるが、その影響はヨーロッパ全域に広まり、世紀末から20世紀の初頭の後期ロマン主義にまで及んだ。ロマン主義を信奉する傾向や集団を指してロマン派 とも呼ばれる。
ロマン主義の底流に流れているものは、古典主義や教条主義がしばしば無視した個人の根本的独自性の重視、自我の欲求による実存的不安といった特性である。ロマン主義においては、それまで古典主義において軽視されてきたエキゾチスムオリエンタリズム神秘主義などといった題材が好まれた。またそれまで教条主義によって抑圧されてきた個人の感情、憂鬱不安・動揺・苦悩・個人的な愛情などを大きく扱った。また、古典主義はその技法上の制約によって芸術的自由を抑圧したと非難する主張から、及び古典主義の欠陥に対する反発からロマン主義の一部は出発したとされる。
この特性及び主張は道徳やキリスト教的倫理から文学を解放し、やがて写実主義自然主義へと継承された。 そして、19世紀末からモダニズムを準備された。20世紀は、その行き詰まりからマジック・リアリズムなどが誕生。

0 件のコメント:

コメントを投稿