2017年6月2日金曜日

ブリキの太鼓(登場人物)

オスカル・マツェラート - ダーフィト・ベンネント
3歳で成長を止めた少年。叫び声でガラスを割ることができる。

アルフレート・マツェラート - マリオ・アドルフ
オスカルの父親。ドイツ人でナチス党員。食料雑貨店を経営。元料理人。ナチズムに共感し、同党に入党するがドイツの敗色が明らかになると室内に掲げたヒトラーの肖像をベートーヴェンのそれに掛け代えるなど日和見的。妻を愛し彼女がヤンの子を宿したことを知ったときもそれを受け入れる度量の広さがある。ソ連兵が家に侵入してきたときにオスカルが不意に取り出したナチ党のバッチを飲み込むことで隠そうとしたが、喉につかえてもがき苦しむ中、状況を理解できないソ連兵の短機関銃で撃ち殺される。

アグネス・マツェラート - アンゲラ・ヴィンクラー
オスカルの母親。オスカルには愛情を注ぐが、ヤンとの情事をやめることが出来ず彼の子を身ごもる。このほか横恋慕してくるマルクスを適当にあしらいつつ、プレゼントは受け取り、ヤンとの密会のときオスカルを彼に預けるなど要領の良さもある。オスカルの子育てに悩み、2人目の子を妊娠すると精神のバランスを崩して自ら命を絶つ。

クルト・マツェラート
アルフレートの二男、オスカルは自分の子と信じている。

マリア・マツェラート
アルフレートの店に住み込みで働くようになった少女。
オスカルと同い年で初恋の相手。後にアルフレートとの情事の際オスカルに
膣外射精を邪魔され、その結果息子クルトを宿し、世間体を繕うために親子ほど
歳の離れたアルフレートの後妻となる。

ヤン・ブロンスキ
アグネスの従兄で恋人(愛人)。オスカルの実父である可能性がある。:ポーランド人専用郵便局に勤める。ドイツとポーランドの戦争が勃発し、ポーランド郵便局でドイツ民兵との撃ち合いが起こったが、小心なヤンは戦いに加わることは出来ずトランプに興じ恐怖を紛らわすが、さ迷い出るオスカルを追ううちに、戦闘場面に足を踏み入れてしまい、成り行き上自らもポーランド側で銃撃に参加させられ、ドイツ民兵に銃殺される。




アンナ・コリャイチェク
アグネスの母親。カシュバイ人 (en) 。旧姓ブロンスキ(ブロンスカ)。野外でたき火に当たっているとき警官に追われているヨーゼフをスカートの中にかくまうが、このとき種をしこまれアグネスを生む。

ヨーゼフ・コリャイチェク
アグネスの父親。放火の常習犯。
アンナと1年ほど暮らした後に再び警察に追われ、川に飛び込んで行方不明になる。

ジグムンド・マルクス
ユダヤ人の玩具店オーナー (オスカルの太鼓は同店より入手)、独身で風采が上がらないが人妻のアグネスに横恋慕し、駆け落ち話を持ちかけるが適当にあしらわれている。ユダヤ人ゆえにコミュニティから排除され、水晶の夜の事件のあと服毒自殺する。

ヴィンゼンツ小父

グレフ
八百屋店主、ボーイスカウト隊長、ナチス党員

リナ・グレフ
グレフの妻、怠惰な女。

トランペット吹きのマイロ

ユダヤ人を差別する小市民。常に愛用のトランペットを携帯。

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