2014年4月16日水曜日

哲学の起源から柳田論へ

バンド段階では相互報酬もない単純共同分配だけ 定住すると相互報酬となる(氏族) 氏族連合から都市が生まれ収奪・再分配となる この時点で相互報酬の回復のため宗教や哲学が生まれたと柄谷はいう 商品経済は近世に開始され、貨幣のもとに等価交換が想定される 哲学に等価交換理念を導入したのはカント?ネーションは商品経済と収奪・再分配に対する対抗?

紀元前500年が面白い 孔子、釈迦、ソクラテスが生まれた時代 中国哲学・インド哲学・ギリシャ哲学の起源が同時代というのは、単なる偶然ではない 

同時期に都市というものが発生したのだとは柄谷行人の説明 なーるほど 哲学と宗教の違いは? 宗教は、世界像を神話で説明する。哲学は、非神話で説明する。これは最近はまっている竹田青嗣の説明。

竹田によれば西欧で哲学に値するのはソクラテスから一気にデカルトまで飛ぶ。その間、実に2000年。その間、どうなっとったんじゃというとキリスト教だったのね。ちなみにガリレオとデカルトはほぼ、同時代人。

16世紀から実証的自然科学が始まった。とくに武器・航海術・印刷術が発展し、さらに産業革命が起こって、自国内だけでは消費しきれない生産が可能となり帝国主義的侵略が19世紀に始まった。

日本においても、実証的漢文学から国学がおこり、柳田は自分の仕事を新国学と呼んだ。前者世界と連携している動きであるが、柳田の仕事は南島論以後、自己完結されていく。